第13回高校生ビジネスプラン・グランプリにおいて、究理Ⅱで架橋PGAに関する課題研究に取り組む２年生７名（理系６名、文系１名）が、 参加校数639校・応募総数5640件の中から、ベスト100に選ばれました（応募総数の1.7%に相当します）。

高校生ビジネスプラン・グランプリは、日本政策金融公庫が主催する全国規模のビジネスプランコンテストで、将来を担う若者の創業マインドの向上を目的として開催されます。

このたび選ばれたビジネスプラン名は「納豆による土壌改良でAgri & Aqua farm」。これまで究理Ⅱ化学ゼミでは、納豆などに含まれるポリグルタミン酸（PGA）から架橋PGAを合成し、金属イオンの吸着能力を高める基礎研究を３年間継続して取り組んできました。本年度はその成果を活かし、社会実装に向けて調査・研究を進め、ビジネスプランとしてまとめてグランプリに応募しました。

架橋PGAは保水力が高く、植物の成長に必要なミネラルも保持できるので、架橋PGAを土壌改良剤として土に混ぜて用いると、園芸での水やりの回数を軽減でき、植物の成長を促すといったことが期待できます。

今後も究理Ⅱでは、科学技術や知識（Seeds）をつくり、社会課題（Needs）と結び付け、新しい価値を創り出す取組を行っていきます。