2022.11.20

　長浜市木之本町の金居原地区には「滋賀のラピュタ」と呼ばれている土倉鉱山第三選鉱跡があります。この日は、合歓の里にて「もりのもり」 インストラクターの北川 勇夫氏から、銅鉱山の開発や森林保全についてのお話を聴き、土倉鉱山第三選鉱跡や第二選鉱跡、そして砂防堰堤まで散策しました。

　このフィールドワークを通して足尾銅山や別子銅山の開発の歴史、そして地元の銅鉱山の暮らしを学ぶとともに、持続可能な鉱山開発の在り方について考えるきっかけとなりました。世界では鉱山開発が今も続いており、金属イオンによる河川の汚染などの環境問題がまだ残されています。『究理Ⅱ』Sコースの化学ゼミでは、これらの課題を解決するためのテクノロジーとして、ポリグルタミン酸を用いた金属イオンの吸着を目的とした研究を進めています。化学や社会、そして英語などの教科を横断した学びが、課題を解決するための「ものづくり」へとつながっていきます。