滋賀県立虎姫高等学校 滋賀県立虎姫高等学校

国際バカロレア International Baccalaureate

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国際バカロレア(IB)について

 虎姫高校は、平成26年度(2014年度)に、滋賀県教育委員会から「国際バカロレアの導入に向けた調査研究校」に指定され調査研究を開始しました。
 平成29年(2017年)3月に、「国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)」の候補校となり、平成31年(2019年)2月に、2日間(21日・22日)にわたるIB機構による確認訪問を受け、審査の結果、同年3月19日に正式にワールドスクールの一員として認定されました。
 創立100周年になる令和2年度(2020年度)の3学期から、日本語DP(ディプロマプログラム)を開始し、令和5年(2023年)3月にその第一期生が卒業しました。

国際バカロレアとは

 1968年に設立された、ジュネーブに本部がある非営利教育団体「国際バカロレア機構(IBO)」が進める教育プログラムです。 このIBOが認定する「IB資格」は 世界の多くの大学の受験、入学に利用することができます。「IB資格」を取得可能な認定校は世界中の国と地域に 5600校(2023.9.30現在)あります。

●IBの種類
 年齢と内容に応じ、PYP(3〜12歳)、MYP(11〜16歳)、DP(16〜19歳)、CP(16〜19歳)の4つのプログラムがあります。

●IBの使命
 「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心知識思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。この目的のため、IBは学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることができる人として、積極的に、そして共感する心を持って生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」

(「IBの使命」より)

●IBを支える教育原理
・探究・ 概念理解・国際的な視野・協働・学習者のニーズを満たす
・総合的な評価

●IBの目指す「10の学習者像」
・探究する人・知識のある人・考える人・コミュニケーションができる人
・信念を持つ人・心を開く人・思いやりがある人・挑戦する人
・バランスのとれた人・振り返りができる人

●IB資格とは
 IBには4つのプログラムがありますが、その中のディプロマ(DP)コース終了時の最終試験等の結果により、合格と判定されると取得できる資格です。世界共通の資格として知られており、資格に対する評価は国際的にも非常に高く、日本を含む世界125カ国以上の大学が入学資格として認めています。

●IB資格を取得するには
 IB資格の取得には、DPコースの6科目とコア3科目の全てを履修する必要があります。6科目は課題と最終試験(筆記)の結果によりそれぞれ7点満点で評価され、コア3科目は「知の理論(TOK)」のエッセイとプレゼンテーション、課題論文(EE)の結果により、合わせて3点満点で評価されます。
 45点満点(7点×6科目+3点)中24点以上を取得するなど、いくつかの要件を満たすとIB資格が付与されます。「創造性・活動・奉仕(CAS)」は点数評価の対象ではありませんが、修了できなければIB資格を得ることができません。

「国際バカロレアの詳しくは文科省IB教育推進コンソーシアムのHPで

日本におけるIB

●現在の認定校
 日本におけるDP認定校は、学校教育法上の1条校が44校(国立3校、公立10校、私立31校)、1条校以外が23校です。そのうち日本語DPを実施しているのは34校です。(2023年6月30日現在)

●日本語DPとは
 以前、DPの授業は、「言語と文学」以外の科目を原則として英語・スペイン語・フランス語で行う必要がありました。現在は、「日本語DP」が開発され、日本語で授業を行うことが可能となりました。
 ただし、「日本語DP」においても、2科目は英語での授業を行う必要があります。

●入学試験にIB資格を活用している大学

国公立 30校
北海道大学、東北大学、筑波大学、東京大学、お茶の水大学、金沢大学、京都大学、大阪大学、岡山大学、広島大学、大阪公立大学、等
私立 41校
上智大学、法政大学、中央大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、玉川大学、立命館大学、関西学院大学、神戸女学院大学、立命館アジア太平洋大学、等(2023年11月30日現在)
「日本におけるIB教育」の詳しくは文科省IB教育推進コンソーシアムのHPで

 

虎姫高校では

 DP選択生は日本の高校卒業資格とIB資格(DP終了後の最終試験に合格すると得られる)の両方を取得することが可能です。
 授業では、探究活動、グループディスカッション、プレゼンテーション等を通じて、思考、コミニュケーション、社会性などの能力・スキルを身に付けることを重視します。また、充実した英会話を目指します。

●IBDPについて

生徒数 ◇各学年最大20名
 入学時にIBDPを希望する生徒を募ります。
コース期間 ◇約2年
 1年3学期よりIBDPがスタート。
 IB資格試験 3年次11月頃。

●実施科目

・IB科目+学習指導要領による必履修科目等
◇IB科目

本校のIBDPで実施している6科目

グループ名 実施科目 使用言語
1 言語と文学(母国語) 文学(SL)、文学(HL) 日本語
2 言語習得(外国語) 英語(SL)、英語(HL) 英語
3 個人と社会 環境システムと社会(SL) 英語
4 理科 化学(SL)、化学(HL) 日本語
5 数学 数学(SL)、数学(HL) 日本語
6 芸術 歴史(HL)、物理(HL)、生物(HL) 日本語

(SLは標準レベル、HLは上級レベルを表します)
(グループ6芸術は、他のグループからの科目に代えています。)
(生徒は各グループから1科目ずつ(HLを3科目、SLを3科目)選択します。)

3つのコア科目

科目名 概要
TOK
(知の理論)
「知の本質」について考え、「知識に対する主張」を分析し、知識の構築に関する問いを探求する。批判的思考を培い、生徒が自分なりのものの見方や、他人との違いを自覚できるよう促す。
CAS
(創造性・活動・奉仕)
創造的思考を伴う芸術などの活動、身体的活動、無報酬での自発的な交流活動といった体験的な学習に取り組む。
EE
(課題論文)
履修科目に関連した研究分野について個人研究に取り組み、研究成果を8,000字の論文にまとめる。

◇学習指導要領による必履修科目等(令和5年度)
現代の国語、言語文化、地理総合、歴史総合、公共、数学Ⅰ、物理基礎、化学基礎、生物基礎、体育、保健、芸術、英語コミュニケーションⅠ、家庭基礎、情報Ⅰ、究理Ⅰ(学校設定科目)、数学A、論理・表現Ⅰ

●方針

アドミッション・ポリシー(令和5年度)PDF
特別な教育的ニーズに関する方針(令和5年度)PDF
学問的誠実性に関する方針(令和5年度)PDF
言語方針(令和5年度)PDF
評価方針(令和5年度)PDF

参考資料
「国際バカロレア(IB)の教育とは?」(国際バカロレア機構、2017)
「国際バカロレア認定のための手引き」(文科省、2015)